若松農園では、農薬や化学肥料を極力使わず、サンゴ礁由来のミネラルやバガス（サトウキビの搾りかす）などの”島の恵み”を十分に活かして、

• お客様に「うん！美味しい！！」と言って頂ける作物を育てあげること
• ハウス園芸の難しい台風常襲地帯の喜界島においても、あらゆるアイディアと工夫を用いて年間を通して作物を安定的に供給すること

を目指しています。

喜界島は毎年２ｍｍずつ隆起している隆起サンゴ礁の島で、土壌は琉球石灰岩由来のミネラル豊富な土壌です。人間や作物の成長に必要とされるミネラルを多く含む土壌のため、島のいたるところに薬草が自生し、採れた作物は香りが強く美味しいと言われています。また、喜界島は基幹産業がサトウキビ栽培であり、その搾りかすである「バガス」がたくさんあります。バガスは植物繊維（セルロース）の塊なので、微生物によって分解・醗酵させることで、作物にとって非常に大切な栄養となります。このミネラルとバガスを組み合わせることで、美味しい作物が作れると考えています。
また、喜界島を含む南西諸島周辺は台風常襲地帯です。台風が襲ってくる7月~10月は作物を作って出荷するというのは非常に難しい（特にハウス園芸）ですが、ハウスの建て方・台風襲来時の作物養生の仕方など、あらゆるイディアと工夫でこの時期も作物を出荷できるように取り組んでいます。